「清水のにんにく」2年目 特産化に意気込み

JAしみずの新規導入作物プロジェクトの主力として静岡市清水区の農家が栽培を始めたニンニク「福地ホワイト6片」の2年目の植え付け作業が20日、同区広瀬のモデル園で始まった。今年6月に初収穫し、7月から出荷した「清水のにんにく」は完売と上々の滑り出し。特産化に向けて意気も上がり、生産者は収穫時に取り置いていた自前の種球を植え込んだ。
モデル園は初年度の10アールから2年目は倍の20アールに広げた。雨の中、集まった8戸の生産者は、植え付け用の穴が開いたマルチシートで地面を覆い、特製の器具を使った手作業でシートの穴に合わせて土を掘った後、種球を一つ一つ穴に入れて土をかぶせた。フランスの3種類のニンニクも試験的に植え付けた。
JAしみずによると、初年度は17戸が計60アールの畑でニンニクを栽培した。種球用を残して、10個入りのネットで市内の市場などに出荷し、全部で1700ネットを売り切った。本年度は20戸が75アールで育てる予定。
モデル園のリーダーの杉山好巳さんは「昨年は購入した種球を植えたが、今年は種球も清水産。本当の意味で今年が『清水のにんにく』のスタートになる」と話した。
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