
イランには「ノウルーズ」と呼ばれる、所謂お正月にあたる日があるそうです。
西暦では丁度春分の日にあたります。
イラン人にとって、ノウルーズは新たなスタートと変化を祝う日であり、親戚や友人の家を訪れ、年長の人々に敬意を表します。この日には、新しい服を着て、「ハフトスィーン」を飾ります。
ハフトスィーンとは、ペルシャ語のSで始まるものを7つ飾る風習で、主に飾られるのは、サブゼ(青草)、サマヌー(麦芽のお菓子)、センジェド(ナツメの実)、スィーブ(リンゴ)、スィール(にんにく)、ソマーグ(スーマック)、セルケ(酢)です。
イランの他、アフガニスタン、アゼルバイジャン共和国、インド、キルギス、タジキスタン、パキスタン、トルコ、ウズベキスタンで祝われています。
現在イランではこの慣習を保護する目的で、事務所を設置することを計画しているそうです。
イラン観光文化遺産協会のバガーイー会長は、このことを、中東や中央アジアの33カ国の大使や大使館の文化関係者との会談で発表しました。
バガーイー会長は、「イランは、今年のノウルーズの儀式を盛大に催し、各国を招待することで、各国の代表に、イラン観光文化遺産協会との今後の協力に関して紹介しようと考えている」と語り
「我々は、自分たちの伝統的な慣習を大切にすべきであり、この協力は、我々を互いに近づけることになるだろう」と述べました。
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